ローマ字学習で迷走する小3生・ローマ字の功罪

ローマ字って日本語?英語?

小学校3年生の2学期にやってくるのが

『ローマ字』学習です。

これを何の教科でやるかご存知ですか。

『国語』の時間

日本の子どもたちはローマ字を習います。

つまり、

ローマ字とは

『日本語をアルファベットに変換して表すの表記の仕方』であり、

 

そもそもローマ字は日本語です。

 

ここにabc….と突然出てくると、

日本の子どもたちは『英語!?』と錯覚するわけです。

ここをしっかり理解してローマ字を習いはじめないと

ものすごい子どもたちが混乱すると思うのです。

 

キャベツを “kyabetu”,

レタスを ”retasu” とかく。

大人も見慣れなくて、気持ち悪くないですか。

ローマ字は日本語を入力する時に

キーボードでのローマ字入力のため

と割り切った方が、

子どもたちにはずいぶんわかりやすいのではないでしょうか。

 

ドリルで書く練習たくさんさせるよりも、

キーボード使って、

どんどんタイプ練習させる方が

有効なのではないかなあと思ってしまいました。

特に混乱する名前表記

現在は外国人籍のお子さんも小学校にたくさん在籍しています。

 

例えば、Michaelくんも

小学校3年生のローマ字の授業だと、

マイケルだから、Maikeruと綴ることを要求される。

 

MichaelくんはMichaelくんであり、

Maikeruと直された彼はどう感じるでしょうか。

 

うちの息子も

インド滞在中のパスポートは

”Sota” と親の私たちが決めました。

 

アルファベットの綴りをみた外国人が

”そうた”と最も近い発音になるのはこちらだと判断したからです。

 

そんな彼も、学校でローマ字学習後

”Souta"と書くようになっていました。

 

パスポートが切れた今、

もうどちらでも大きな問題は彼にはありません。

彼自身が選んでくれればいいのですが・・・

 

”Souta”だと、英語発話者だとそう〜〜〜た!!と”う”にアクセントがきてしまうので、 私は”Sota”の方が好みなのです・・・・。

 

ただ、Michealくんに関しては人権問題レベルじゃないかと思うのです。

 

また、もうひとつ非常にやっかいなのは、

パスポートの表記など、国際的に使う日本の人名は

『ヘボン式』で表記するのが一般的ですが、

学校で習うローマ字はこれとは違う『訓令式』です。

例えば”しんじ”くんも今まで英語教室などで

”Shinji"って表記していたかもしれない。

 

これが学校の『訓令式』になると

”Sinzi”じゃないと❌になる。

”Shinji”と見慣れていた彼は、

これ『僕の名前じゃない〜〜〜!!』と怒りたくなるかもしれませんね。

 

”りさ”ちゃんも発音からいくと

”Lisa"と表記した方がしっくりくる。

しかし、学校では

”Risa"だよと教えられる。

 

そもそも、ローマ字で名前を書くときには

”名” ⇨”姓”だよ て教えられたことから今後くつがえされるかもしれない・・・・

参照⇩⇩⇩

https://www.asahi.com/articles/ASMBT3JB0MBTUCVL006.html

 

オリンピックを前に世界標準に近ずこうという政府の気持ちはわかるが・・・・

 

これに翻弄される子どもたちは・・・・

小三息子のローマ字学習の様子を横目で見て、

いろいろ考えさせられる今日この頃です。

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